ガーベラ

“阿弗利加千本槍”これがガーベラの日本での呼び名です。これでアフリカセンボンヤリと読みます。「希望」といった花言葉のわりにはなにやら怖いような名前でもありますね。さすがにアフリカセンボンヤリではいちいち長いし怖いので今ではガーベラという英名がそのまま定着しているようですね。そんなガーベラのことを育て方も含めてもう少し詳しくお話していきたいと思います。

ガーベラの植物学

        

ガーベラは菊の仲間(キク科ガーベラ属)の多年草(一年で枯れずに越冬する)で、アフリカセンボンヤリの名前のとおり南アフリカが原産国になります。センボンヤリのほうは花の中心に花びらの槍が無数に突き刺さっているようにみえるからでしょうか? 南国原産の花らしく、白を除けばほとんどが赤から黄色の暖色系の花を咲かせます。昔から品種改良が進んだ花のせいか、背丈が30cmほどと小さいわりに花の大きさは10数センチ近くなるという「大輪の花」になります。

ガーベラと品種改良

品種改良の話をしたついでに、ガーベラの大きさについてもう少しお話してみましょう。ガーベラは30〜40cmくらいに大きくなりますが、現在ではもっと小さい“矮性種”という種類も開発されています。大きさは3分の2くらいにまで縮まっていますが、この小さなガーベラを好むのは日本人が多いそうで、コンパクトなもの好きの日本人らしいですね。

ガーベラの育て方マニュアル

ガーベラはアフリカ原産のお花です。まずは寒さ対策。また、日光が大好きですのでなるだけお日様にあてなくてはなりませんし、雨に濡れるのもいやがります。ということなので、真冬でも5〜10度を保てるところ以外では花壇に植えるのは避け、フットワークのいい鉢かプランターで育てることをオススメします。季節ごとに場所を移し変える必要があるので、プランターはあんまり重くしない方がいいですよ。

参考:ガーベラのお手入れ

普段の水やりは「やや乾いているかな?」くらいを好みます。表土が乾いたらざっと与える程度の方がいいでしょう。水が多すぎると簡単に根腐れを起こしますから要注意。そのため、植える土も栄養補給の腐葉土に、水はけのいい素材(赤玉土など)を混ぜ込んだものを利用します。そのほかのお手入れとしては枯れた葉や咲き終わった花はすみやかに摘み取る、虫に注意するといった事を行うとよいでしょう。

季節ごとのガーベラ

ガーベラは結構お嬢様なのか、か弱いので季節ごとにきちんとお手入れしてあげないときれいな花を咲かせてくれません。ここからは季節ごとに注意したいポイントを紹介します。

春と秋のガーベラ

春と秋はガーベラの開花時期にあたります。つまりガーベラの活動期。普段は粒状の「効果が遅い肥料」でいいのですが、この時期は即効性の液体肥料を与えるのがいいでしょう。ただ、液体肥料の中でも窒素分の多い肥料だと花ではなく葉が育ってしまいますので避けます。また春の終わりの梅雨・秋の長雨などはガーベラの敵。雨の養生をしてあげるか屋内に隠しましょう。ただしお日様が出たら出来るだけ浴びさせてあげないと、やっぱりきれいな花を咲かせてくれません。

参考:植え替えについて

花が咲く前は植え替えの時期です。ガーベラは見た目より根の成長が大きいので、結構簡単に鉢いっぱいに成長してしまいますから、早めに植え替えてしまいましょう。植え替えのときに大事なのは新芽で、これは必ず地面から外に出します。ある程度成長したらついでに株分けを行うことで増やすことも出来ます。

夏のガーベラ

アフリカ生まれのくせに、夏の暑さにも弱いというわがままなガーベラは、この時期に直射日光をあてるとダウンします。室内なら薄いカーテン越しに日光が当たるところに置くとか、屋外なら直射日光を避けられる木陰など、置き場所に工夫しなくてはいけません。出来るだけ風通しの良い涼しいところを選ぶのが大事です。ガーベラの適正気温は20度前後ですから、あんまり暑くなったら避難場所を考えましょう。

冬のガーベラ

20度前後が好きなガーベラにとっては一番辛い時期です。零下近くになると葉を落として休眠してしまいますから、なるだけ暖かいポイントを選んで置きます。休眠しても凍ってしまわなければ春に復活してくれますが、凍ってしまうとアウトです。ですから霜や露の落ちない場所を選びましょう。もともと乾燥気味の土地を好むガーベラですから冬の時期は水やりも控えます。

ガーベラを贈るときには

上手にガーベラを育てられたら、親しい人に贈るのもよいでしょう。ガーベラは見栄えのいい花で、花束などで複数の花をまとめるときガーベラが混じると一挙に華やかになります。贈られて嬉しい花のランキングではバラなどと共に上位の常連ですから、贈られた方も喜んでくれると思います。ちなみにガーベラの花言葉には冒頭の「希望」のほかに「いつも前向き」「神秘」と言った意味があります。また、色によっても意味が変わり「究極の美」(黄色)「崇高なる美」(ピンク)「我慢強さ」(オレンジ)といった意味がありますから、贈るときにはそれにふさわしいガーベラを贈ってあげるともっと喜んでもらえるかと思います。

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